経済・政治ニュースのソートはそろそろ「価格への影響」をベースにされるべき
今日はgeomerlin.comのニュースソートの方針転換の話です
geomerlin.comは地政学リスクを中心としたリスク評価が中心のニュースサイトです。
この「地政学リスク評価」を現在GPRを用いて表示しています。
GPR Indexは原油価格と強い相関関係を持っており、グローバル市場のリスクとしては申し分ない指標です。
ついこの間ですが北朝鮮のミサイル発射予告により、米国のハイテク株が売り相場に転じました。
ハイテク株が中心に地政学リスクの影響を受けた・・・おそらく売ろうと考えていた人たちからするとピストルの合図のようなものです。
考えなければならないのは、一番リスクを知っているのは誰でしょう?
多くの人がソーシャルメディアやニュースのコメント欄でリスクを論じます。しかし、多くの人たちは日常から行動を変えないのです。
変える人たちが一部にいます。もっとも顕著なのがトレーダーの方たちです。
このニュースをもとにハイテク株まで影響すると考え、大きな額を動かすのですから。
彼らはロイターの高額高級エディションで、無料でのニュース配信よりはるかに詳しく速く正確な情報を得ています。彼らが作る集合知である「市場」はもっともリスクを知っていると言えるでしょう。
故に我々は、市場価格に影響するかどうかを、もっとも支配的な基準としてニュースのソートと推薦を行うことにします。
つまり、ニュースがクリックされやすいか・話題にされやすいかは二の次の基準と考え、リスクの概念を市場を通して再構築したいと考えています。その際、GPRはより重要なニューラルネットへの入力の一つとなるでしょう。
これで多くのニュース検索エンジン・キュレーションサイトより、geomerlin.comのコミュニティをグローバル投資に役に立つようにできると考えています。
グローバル投資への僕たちの考えはこちらです。